創業の想い

現場で悩み、考え抜いた経験こそが、私のアイデアの源泉です。

私のキャリアの原点には、証券会社での営業経験があります。

大学入学までに二年の時間を要し、社会人としてのスタートも決して早いものではありませんでした。
24歳で就職した当時、私はその遅れをどう埋めるかを考え、まずは小さな会社で結果を出し、
将来は経営に携わりたいという思いを持って、エイチ・エス証券に入社しました。

入社当初は営業職として成果を出すことを目指していましたが、思うような結果を出せないまま、
突然システム部門への異動を命じられます。
まったく未経験だったシステムの仕事に、日々悪戦苦闘しながら向き合うことになりました。

当初は、身につけたばかりの知識でシステムを理解しようとしていました。
しかしある日、ベンダーの担当者から、
「柏原さんは証券会社のシステム担当者として、柏原さんにしかできないこと、
つまり要件をしっかり取りまとめることをやってほしい」
という言葉をいただきました。

自分の強みは、技術そのものを語ることではなく、現場の課題を理解し、
事業側と开发侧をつなぎ、必要な要件を形にしていくことだと気づきました。

エイチ・エス証券では、モバイル端末向けのプロジェクトや情報ツールの開発など、
多くの仕事を任せていただきました。
試行錯誤を重ねながら、システム開発の面白さ、
そして仕事を通じて価値を生み出す喜びを学びました。
この時期に、現在取締役として参画している鈴木とも出会いました。

その後、第一子の誕生をきっかけにソニー銀行へ転職しました。
エイチ・エス証券では勢いで仕事を進めてきた部分もありましたが、
ソニー銀行ではそのやり方は通用せず、一から仕事の進め方を学び直しました。
ソニーバンク証券の多くの開発案件でPMを任せていただき、
プロジェクト管理や品質管理の考え方を身につけることができました。
この経験は、その後のSBI証券やミンカブでの工作にも大きく活きています。

一方で、今の自分の発想の原点には、やはり最初の営業経験があります。
OJTという名目ではありましたが、実際には手探りの中で飛び込み営業を行い、
どこへ行けばよいのか、何をお客様に提案すればよいのかも分からない状態からのスタートでした。
本を読み、情報を集め、もがきながら過ごした日々がありました。

その経験が、後に銘柄スクリーニングツールやモバイル株価ツールの開発につながっていきます。
現場で悩み、考え抜いた経験こそが、私のアイデアの源泉です。

Data Bloomでは、データを単なる情報として扱うのではなく、
現場の課題を理解し、事業の意思決定や新しい価値創出につなげていきたいと考えています。

これまで金融システムの現場で培ってきた経験と、データ活用への想いをもとに、
AI時代にふさわしいデータマネジメント企業をつくっていきます。